はじめに
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三菱鉛筆より発売されている、長年愛されてきたクルトガシリーズ。そんなクルトガシリーズにシャープペンシル界の革命児とも言える『クルトガダイブ』が最高峰モデルとして登場しました。従来のクルトガシリーズをさらに進化させたこのペンは、ただの筆記具の枠を超えた存在です。今回はその魅力を徹底解説します!
デザインと外観
クルトガダイブのデザインは一般的なシャーペンではあまり見ない形状をしています。一つずつ詳しく見てきましょう!
全体像
素材は樹脂製のツルツルとしたデザイン。どの色も自然の落ち着いた色をモチーフにして作られているので、幻想的な美しいデザインが特徴です。ただし、合成感や高級感というものはあまり感じられないので、同価格帯のペンで考えてみると、少し安っぽい印象を受けます。
キャップ
キャップ部分には、大きめのクリップと、天井部分に黒いパーツが付いています。クリップは一般的なシャーペンに比べて大きく、先端が曲がっている形状です。そのためノートなどに挟みやすくはなっていますが、筆記中に手に当たってしまう可能性があります。
グリップ
キャップを外すと現れるグリップは、ラバーでできています。ただし、ラバー部分に柔らかさはほとんどないので、滑り止め効果や、長期筆記中の指の痛みなどは防ぐことはできないと思います。
ペン先
およそ3㎜ほどの可動するガイドパイプがついています。ガイドパイプの上のほうを見てみるとどうやらメカメカしい機構を搭載しています。このパーツ部分には、MIN,MID,MAXの文字が記されています。具体的な機能に関しては別に解説いたします。
スペック
全長:147㎜(公式数値)
重量(キャップあり):19g(実測値)
重量(キャップなし):14g(実測値)
重心(キャップあり)
重心(キャップなし)
機能と特徴
クルトガダイブの特徴的な機能を大きく分けて4つ解説します。
クルトガ機構
誰もが知っているであろうクルトガ機構。この機構はクルトガダイブにも搭載されています。書くごとに芯が回転するので、芯の片減りがなくなり、常にとがった状態で書くことができます。
自動芯出し機構
文房具好きではおなじみの自動心出し機構。クルトガダイブは従来のものとは全く違う画期的なものになっています。従来の自動芯出し機構は、ガイドパイプが常に紙とこすれることで、減った芯を補充します。一方クルトガダイブは、特殊な機構により一定の画数を筆記したときに芯が繰り出されるシステムなので、ガイドパイプがこすれることなく筆記することができます。
初筆芯繰り出し機構
クルトガダイブはシャーペンとしては珍しく、キャップ式を採用してます。それだけでは終わらないのがクルトガダイブ。クルトガダイブはキャップを外すと、自動的に芯が繰り出された状態になります。そのため改めてペンをノックする必要がないです。
自動繰り出し量調整機構
クルトガダイブは一定の画数によって自動的に芯が繰り出されますが、筆圧や、字の大きさなどで消費する芯の量が異なっていきます。そこで必要になってくるのが、自動繰り出し量調整機構です。こちらはペン先にあるパーツを回すことで5段階に調整することができます。
実際の書き心地
実際に使用してみと、思ったよりも軽く、やわらかい書き味だと思いました。クルトガの特性上、筆記とともに芯が少し沈むのですが、クルトガダイブの場合この沈みが結構大きかったです。この書き味は好き嫌いが出てしまうのかなと思います。
初筆芯繰り出し機構と自動芯出し機構に関しては、どちらも画期的なものでした。意外かもしれないですが、個人的には初筆芯繰り出し機構が好きで、何も考えずにちょうどいい芯が用意されてるのは魅力的だと感じました。
自動心出し機構は便利ですが、そもそも一回の勉強中に、何回もノックをしなければならない場面が私にはないので、あまり恩恵を感じることはできませんでした。
価格とコスパ
クルトガダイブはシャーペンのなかではかなり高額の5500円(定価)です。
前述したように、質感や剛性感というところでは、5500円の値段がするとは思えません。しかし、世界でこのペンにしか搭載されていない画期的な機能のことを考えると妥当、それ以上の価値があると思います。
メルカリなどでは8000円程度で転売されているのをよく見受けますが、そのレベルの金額では買わないほうがいいのではないかと個人的には思います。
おすすめポイントと注意点
おすすめポイントと注意点をまとめます。
おすすめポイント
・新しい自動心出し機構を搭載
・初筆芯繰り出し機構を搭載
・本当の意味でのノックがいらない
・デザインが美しい
・芯が自動でとがる
・キャップ式なのでガイドパイプへの心配が少ない
注意点
・値段に見合った質感の高級感はない
・書き味が柔らかい
・値段が高い
・店頭になかなか並ばない
・樹脂製、機能がペン先に集中しているので耐久性への不安
結論
『クルトガダイブ』は、文房具へのこだわりが強い方や、新しい筆記体験を求める方に最適な一本です。新たな機能がたくさん搭載しているので、よくも悪くも癖の強いペンとなっていますが、買って後悔するペンではないと思います!ぜひ購入できるタイミングがあれば購入してみてください!
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